Pan Amから東へ徒歩7分のところにパイロット御用達の専門店「Crew Outfitters」があります。フライトバッグ、制服、教材、ヘッドセット、小物など、パイロットが仕事で使うものが揃っています。
外観
内観
フライトバッグ
EFB(Electric Flight Bag)の広がりにより、パイロットが持ち運ぶ荷物は大幅に減りました。昔ながらの大きなフライトバッグの必要性は薄れ、昨今はブリーフケースサイズで十分のようです。パイロットになったからには一度は「あの」フライトバッグを持ちたい気持ちもあったのですが、それ以上に魅力的なフライトバッグをCrew Outfittersで見つけたので購入しました。
LuggageWorks Stealth Air 22″
LuggageWorksがフライトバッグのブランド名です。その中にStealthシリーズがあり、軽さを重視したAirモデルの22″を購入しました。機内持ち込みサイズのローラー付きスーツケースです。LuggageWorksのフライトバッグは全部で30種類以上あり、サイドポケットあり/なしと言ったわずかな違いで区分されているものもあるので、購入まで十分に吟味しました。店員のRubenさんにどれがいいか相談したところ、「どれも素晴らしい製品。最終的には好みだ」と、とても参考になる意見を頂きました。ネットの写真では分からないことが多々あるので、実物を手にとっていじくり回すことをオススメします。
購入したStealthシリーズの特徴は「メタルフレーム」です。骨格部分がメタル、その周りをナイロンが覆っています。余裕で10年以上使える剛性があるそうです。ローラーもまるでローラーブレードのようにスイスイ動きます。前面、後面、側面にポケット多数。別のバッグを引っ掛けられる「J型」のフックが標準装備。この機能美を凝縮している感じがたまりません。パイロットの用途を的確に汲んでいます。
メタルフレーム
J型フックとクリップ
後面
底面
中にはストラップとディバイダー
LuggageWorks Stealth Flight Cube
こちらが昔ながらのフライトバッグを代替するものです。Stealth Airの横幅とぴったり。特徴は多数のポケット、豊富な容量、iPad収納ケースが付いている点です。一番のお気に入りはStealth Airの持ち手に通せるスリットがあること。このスリットのおかげでStealth Airの上でしっかり固定されます。上部が別のバッグで埋まっていたら、J型フックやクリップで前面に固定することもできます。
マニュアル類も収納可能な大容量
iPad収納ケース
固定スリット
Stealth Air + Stealth Flight Cube
帰国の際、トランジットで立ち寄ったミネアポリス空港では、すれ違ったパイロットの6人中3人がLuggageWorksユーザーでした。分母が少ないのでなんとも言えませんが、アメリカではメジャーなのかもしれません。昔ながらのフライトバッグを持つパイロットは0人でした。
なお、LuggageWorksのフライトバッグはCrew Outfittersでしか買えません。日本で買えないのはもちろん、アメリカのAmazonでも買えません。そんなレア感も購入を後押ししました。
フライトバッグの紹介が中心になりましたが、ストラップや飛行機のピンバッジなど小物もあります。おみやげ探しにもオススメのお店です。CRJに乗っている友人にCRJのストラップをあげたらとても喜んでくれました。日本にはCRJグッズがほとんど無いそうです。
Pan Am及びマイアミ生活について書きたかったことは、この記事をもって全て書き終えました。今後はA320について学んだことを記事にします。
コメント
はじめまして。RAITEUと申します。
色々と参考になります。
引き続き情報を発信して頂けると嬉しいです。
よろしくお願いします!
RAITEUさんコメントありがとうございます。
マイアミに行くことがもう無いので実体験を元にした記事は増やせませんが、幸いなことに後続の方から情報提供を頂いています。
都度アップデートさせていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。