全室スイートルーム！Comfort Suites

Pan Am Discount Rate

Pan Amには寮が無い代わりに割引料金で泊まれるホテルが5ヶ所あります。時期とホテルのグレードによって料金が異なります。5ヶ所の内、最安値で泊まれるホテルはDays Inn Miami Airport Northで、6月〜9月の1泊$59です。

今回ご紹介するのはそのDays Innの隣りにある、Comfort Suites Miami Airport North(以下Comfort Suites)。2013年にトリップアドバイザーの「US Top 10 Flight Airport Hotels」に選ばれています。Comfort Suitesの最安値は6月〜9月の1泊$79。一般価格は$90〜$120です。

空港からもPan Amからも近い好立地

空港からComfort Suitesへ電話すると送迎バスが来てくれます。指定されたゲートに向かいましょう。Delta航空の場合、24番ゲート集合でした。送迎バスに乗り、約15分で到着です。

Comfort SuitesからPan Amまでは徒歩5〜7分です。大通りを渡ってすぐなのですが、信号に捕まると最大90秒待ちます。

全室スイートルーム

102室ある部屋全てがスイートルームです。スイートルームとは、寝室とリビングが一体になっている部屋です。私が泊まった部屋の写真を載せます。

キングサイズベッド

一体型リビング

勉強机とイス

大きな鏡が付いた洗面台

シャワー

「目覚めスッキリ」を約束するベッド

Comfort Suitesをオススメする最大の理由がこのベッドです。

今まで様々なビジネスホテル、高グレードホテルに泊まってきましたが、Comfort Suitesのベッドが人生で一番良かったです。私は寝起きが悪く、いつも眠気と戦いながらベッドから出ます。ところがComfort Suitesのベッドで寝ると、眠気と戦わずにスッキリ起きられます。しかも1〜3時間の短い睡眠でも同様にスッキリ起きられます。もちろんその場合眠くなるのも早いですが、眠くなったらすぐ仮眠を取ることで、常に頭が冴えた状態で勉強が出来ました。早朝にシミュレーター訓練が割り当てられた時も眠気に襲われることがありませんでした。このベッドが私の訓練生活を支えたと言っても過言ではありません。

ベッドの秘密を探ってみた

Comfort Suitesは元々ベッドに力を入れていて、ホームページにも紹介されています。「Simmonsのベッドだから快適」と強調されていますが、私の家のベッドも同じSimmons。なのに目覚めのスッキリ感には差があります。秘密を探るため、私はキレイにベッドメイキングされたシーツを引っぺがしました。

すると、ベッドとシーツの間には「Topper」と呼ばれる第3のレイヤーがありました。

Topperとは、ベッドパッドとも呼ばれる薄いクッションです。ベッドパッドは睡眠中の発汗をベッドに伝わるのを防ぐと同時に、ベッドと体の隙間を埋めて寝心地を改善してくれるものです。寝具のプロによる解説記事に「ベッドパッドは必須」と書いてあるのを読んだ私は、帰国したその日に下記のものを買いました。

ベッドパッドを使用してから約2週間、Comfort Suitesのベッドと同じ「腰周りが沈み込む感じ」が再現できて、毎日の目覚めスッキリです！

ちなみにSimmonsのベッドはBeautyrestというシリーズで、アメリカ在住なら直売サイト「Simmons Hospitality Bedding」で全く同じモデルを買うことができます。

部屋の設備

• Simmons King Size / Queen Sizeベッド
• まくら5個
• 勉強机とイス
• ソファ
• 収納棚
• クローゼット
• エアコン
• 42インチPanasonic製テレビ
• 冷蔵庫
• 電子レンジ
• コーヒーメーカーとインスタントコーヒー・紅茶・緑茶パック
• 無料インターネットWi-fi
• 電源・USB充電マルチポート(電源ポートは部屋全体で10以上あります)
• 電話：ピザのデリバリー等の市内通話無料
• アイロンとアイロン台
• 金庫
• ハンガー8個
• ドライヤー

アメニティ

• 小・中・大タオル各4日分
• 石鹸
• シャンプー
• リンス
• シャワーキャップ

寝間着、歯ブラシ、歯磨き粉はありません。

ホテルの設備・サービス

• 全室禁煙
• 無料駐車場
• バーラウンジ
• ジム
• プール
• 洗濯機：3階に1台。1回$2。25¢x8枚のみ
• 乾燥機：3階に1台。1回$2。25¢x8枚のみ
• ハウスキーピング：毎日
• ATM：ロビー
• 無料の新聞：ロビー
• 空港への無料送迎：24時間。毎時間ごと(6:00、7:00、8:00…)

25¢を大量に手に入れる裏技

洗濯機と乾燥機を使うのに大量の25¢が必要になります。通常、受付に頼めば両替してくれますが、みんな同じことを考えるので25¢が不足しているケースが多々ありました。代替手段として近くのサークルKでも両替してくれますが、店員さんは仕方なくという感じでした。

ある日、同時期に訓練していた方に人に頼らず、いくらでも両替できる裏技を教えて頂いたので、ご紹介します。

1. Pan Amに設置されている自動販売機に$1札を入れる
2. 返金ボタンを押す
3. 25¢で返金される

なぜかは分かりませんが、25¢になって戻ってくるようです。10¢2枚と5¢1枚を入れて返金しても、25¢になるようです。この方法を使えば誰にも迷惑をかけずに好きなだけ25¢が手に入ります。

飲食

• 朝食無料：ワッフル、ドーナツ、トースト、スクランブルエッグ、ハッシュドポテト、ヨーグルトなど
• 24時間コーヒー無料
• 24時間水無料：ロビー、ジム内のウォーターサーバー

ホスピタリティ満点のスタッフ

30日間も滞在すると、大体のスタッフと顔なじみになります。受付の方はもちろん、コックさん、ハウスキーパーさん、ガードマンさんとも挨拶を交わしたり雑談をしたりするようになりました。

Night Audit：Jasonさん

ハリケーンIrmaの影響で3日間停電した際は、Night Auditと呼ばれる夜間受付スタッフのJasonさんがギターを持ち出して自作曲を披露してくれました。スパニッシュとジャズを混ぜた感じの曲調がすごく好みで、許可をもらって動画を撮らせて頂きました。

Housekeeping Manager：Mariaさん

同じくハリケーンIrmaの影響でハウスキーピングが中断していた際、Mariaさんはこまめに「必要なものは無い？」と声を掛けてくれました。ある日シャンプーとリンスが切れかけていたので1つづつ頼んだところ、袋詰めで3つづつくれました。チップを渡そうとしても「マネージャーだからいらないよ」と断られました。きさくで実直な方です。

悪い点

良い話ばかりでは宣伝ぽくなってしまうので、悪い点も挙げます。

勉強机が高め、イスで調整できず勉強しにくい

部屋には広々とした勉強机があるのですが、位置が高めで腕が疲れます。イスの高さもうまく調整できませんでした。イスにまくらを2個敷いて高さをかさ上げすることで落ち着きました。

デリバリーピザのチラシ

夜、突然ドアの下からシュッと各種ピザデリバリーのチラシが入れられます。静かな時だとビックリします。なお、受付の方にどこのデリバリーが美味しいか聞いたところ、投げ込まれるチラシのお店は全部まずいそうです。持っていたチラシは全て回収、代わりに受付の横に置いてある封筒サイズのチラシのお店を勧められました。マルゲリータを頼みましたが美味しかったです。

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トカゲ事件

深夜にロビーへコーヒーを取りに行った時、ホテルのスタッフと揉めてる夫婦に会いました。話を聞くと、部屋の中にトカゲがいたそうです。マイアミにはそこら中に手のひらより小さなトカゲがいますが、普通は外だけです。よくよく話を聞くとこの部屋は2部屋目で、最初の部屋は水浸しになっていたそうです。ロスからの長旅で疲れきっているところにこの状況。Comfort Suitesの印象は私とだいぶ違っていました。

窓が開かない

1階でも高層ビルのような密閉された窓です。エアコンを作動すれば換気もされるので問題ありませんが、ハリケーンの影響で停電した際は湿気がこもって眠るのも一苦労でした。

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日本から持参した方が良いもの

荷造りの記事をご参照ください。

次回は一人でも行ける徒歩圏内のレストランについて書きます。